冷えた瞳

公開:2020/4/1

詞曲:楓煌サク

気にしてもない前髪を
左手で弄っていた鏡の前
僕の心で揺らいでいた
君への気持ち

 

とても笑顔が優しくて
たまに怒らせると怖くて
それぞれの君の表情(かお)を
いろんな角度で見てた

 

満たされたコップに映る瞳に
君はまだ残っているかな
締め出されて少しずつ
虚しくなっていく

 

切り取られたような
心の数々が
僕が答えを出すのを待ってる
あまりにうるさく掻き立てるから
僕の目は醒めてしまったよ


人1人もない場所を照らしている
街灯の方をふと向いたら
窓に映った僕の目は
凍えてしまっていた

 

君はいつしか別の人と
一緒に帰るようになったね
嘘をついてまで得ていたあの時間は
僕がどんなに願っても
君に割いてやれない

 

取って付けたような
情なんていらない
僕の目を見て話してくれ
行き場が無くなる事の決まった
愛なんてもう要らないかな?


虚ろに成り果てた目は
景色を彩り変えていく
君に触れて痛かった手も
諦めがついたみたいだ

 

貼り合わせたような
僕らの毎日は
もう交わることを許さない
多分君は失って気づいただろう
でも僕は全部捨てたから

 

もう別にどうでもいいよ